33.5度の秘密．．．血行の大切さとは
健康な睾丸は健康な青年、幸せな中年、壮健な老年をサポートします
男性にとって睾丸がただの種子の入ったポケットの役割だけをするものではありません。
男性の睾丸はテストステロンという男性ホルモンを生産しているのです。
テストステロンは睾丸が作り出す男性ホルモンで、セックスをするとき、精子と共に外に出る射精液ではありません。
睾丸で微量に生産された後には血管に吸収され全身に行きわたる重要なホルモンです。
テストステロンは思春期の青年の骨を太くし、筋肉を丈夫にし、男性らしくさせてくれます。
思春期の青年においてテストステロンの生産量が少ないと性格もおとなしくなり、内向的になりがちで外部環境からのストレスも受けやすくなります。
その上、テストステロンは脳の認識能力を強化させ、人間の五感のうち、６０％以上の感覚を支配しているという目の知覚能力を強化させます。健康で精力的な人の眼差しが輝いていることで納得されることでしょう。
男性の睾丸の機能が低下し、即ちテストステロンの生産量が少なくなり発生する男性の更年期に関する一番大規模な研究機関がアメリカのマサチューセッツ男性老化研究プロジェクトです。
１９８４年〜１９８９年の間に１７０９名を対象に実験をしました。
男性の更年期に関して学会で盛んに取り上げられたのは最近のことであり、昨今では全世界的に発表の機会も多いのが現状です。
女性が閉経期になれば、骨粗しょう症、皮膚老化、顔面紅潮、睡眠障害、情緒障害等、いくつかの疾病が発生しますが、男性もやはり睾丸の機能が低下し、テストステロンの分泌が減少すると、このような症状が現れます。これを男性の閉経期症候群と呼ばれています。
コロンビア大学のゼロルド・フィリップ博士によると、
心臓麻痺の男性経験患者はテストステロンの数値が少なかったということです。
マウリスラス博士は狭心症患者１００名にテストステロンを補充した結果、
９１名の患者が胸の痛みや、心臓麻痺の回数が軽減されたという発表をしました。
セントルイス大学の老人学科の学長であるフランカイザン博士は骨粗しょう症の男性老人達にテストステロンを補充すると骨密度が増え、脂肪が減り筋肉量が増えるということを発表しました。勿論テストステロンが勃起時の直接的な原因物質であるために、これが少なくなると性機能障害が起こることはいうまでもありません。
年をとって認識能力が低下すると、痴呆症にかかり易くなりますが、
テストステロンが認識能力を強化するということは既に触れましたよね。
