睾丸の温度
男性は成人になると結婚の準備に入り、やがて結婚し、子供を持ち、その後20年以上も子供の将来のために惜しむ事なくお金を使います。結局一生の半分近くを子供のために捧げることになります。動物の世界ではまれなことです。
最近は、生まれる前の胎教として母親は栄養面、精神面、健康面とあらゆる方面に気を遣っています。
しかし、そのような努力とは無関係に赤ちゃんの運命はそれ以前から決まっているということをご存知ですか？
遺伝子工学をご存知ですか？
現代人達は魂に関する見解を除いては、遺伝子で生まれる前に既に人としての運命がお膳立てされていることがよく分かります。特に肉体の形質とか、健康に関しては遺伝子が決定的な役割を果たすことになります。赤ちゃん誕生後の一生の健康と幸福のために親は人生の約半分もの間の時間とお金を惜しみなく与えながらも、何故赤ちゃん誕生以前の生命を創る精子には関心がないのでしょうか？
農夫は飢えて死ぬ場合も作物の種の入った袋を枕にして死んだと言います。そして農業に携わっている人なら誰でも一年の仕事が終わると一番よい種を選び、次の農作に備えます。
ところが、人は何故このような大切な種子のポケットである
睾丸の健康に対しては殆ど無関心なのでしょうか？
考えて見てください。睾丸の健康に無関心な夫がお酒を飲み過ぎ、タバコを吸い過ぎ、仕事のストレスでイライラした状態で思わしくない精子を妻に与えたとします。いくら、妊娠後母親がお腹の赤ちゃんの健康に神経を使っても、父親が与えた精子が元気でなく衰えたものであれば、子供に影響が及ぶということは避けて通れないことでしょう。
衰え始めた、現代人の睾丸
1998年大阪で発表された報告書によると、
健康な日本青年の約93%が一人当たり
10%以上の問題精子を持っていると報告されています。
これらは、これからも何らかの影響を
赤ちゃんに及ぼす可能性があり、
健康な両親には無関心なことかも知れませんが、
両親の睾丸に対する無関心によって影響を受けて生まれてくる子供の運命のことを深く考え、このような深刻な事態を真剣に考えなければなりません。
『3度低い』が一番健康
睾丸は体温よりも3度低くて健康だとされているのです。
「3度位なら・・・」と考えておられるのでは？例えそうであれ、よく考えて見てください。
一般的な体温は摂氏約３６．５度を維持しなければなりませんが、万一ここで体温が2〜3度上がり、
39〜40度位になるとどうなりますか？
意識が朦朧とし、長時間が過ぎると危険な状態に入り、後に治療を施さなければ死に至ります。
そして次に、体温が2〜3度下がり、33〜34度位になりますと、始めは精神が混迷していき、方向感覚を喪失するようになり、体の震えが止まらなくなります。人間が汗をかくのは、体を震わせる行為は人体の適温体温（36.5度）を維持するための結果であります。
人体は自らが進んで恒常性を維持するために
色々な変化を見せます。
しかし、持続的に悪い外部影響が与えられると、この恒常性は崩れ、病気にかかり、ひどい時は命も落としかねません。
体温で2〜3度の変化は生死を分ける深刻な変化です。ところが人体には生死の境界線を越えて、体温より3度下がった状態で最も健康な部位があります。それがすなわち睾丸であります。
逆に睾丸の温度が3度上がった状態を維持するようになったら、
どのようになるのでしょうか？
精子が全滅するようになります。
種のないスイカと同じような状態になります
