男性下着とは
■男性下着あれこれ
もともと、男性下着の意図とは着用する事により、
その上の服を身体からの汚れから守り、体の保温、衛生、快適さを
維持するものでした。
古くはふんどし、腰巻きなどがそれにあたり、日本では古来より
着物の下に着用しました。
また日本だけでなくアジア全般でふんどしの文化は根付いており、
インドでも絹を用いたふんどし「ニゴタ」がマハラジャの間でも
愛用されたと言われます。
現在で主に世界的に着用されているブリーフやトランクスの登場は
1930年代のアメリカ、そしてイギリスからと言われます。
とくにブリーフは従来の下着よりも着脱に便利で伸縮性があり、
最近ではただ単に白いブリーフを履くのではなく、
赤やゴールドのファッショナブルなものも増えてきています。
デザインや丈、形で大差のないトランクスよりも、
ブリーフ・ボクサーブリーフなどでどんなものを履くかにより
おしゃれ度が分かる、と雑誌などでも取り上げられることもあり、
各メーカーから非常に多くのブリーフがリリースされています。
また女性から男性に向けてのギフトに下着、
とくにブリーフパンツを贈ることも最近増えており、
「下着」の持つ固定概念から脱却した立場にあります。
しかし、どの時代にも変わらないのが、ブリーフの持つ目的であり、
最近は男性機能を守ることに着目されています。
通気性の面や保護性の部分ではブリーフは常に改良を加えられ、
男性下着の王道を行っていると言っても過言ではないでしょう。
下記はモダンな男性下着の例です。
▼3Ｄ立体型
このタイプの男性下着はG社のBODYWILDが
パイオニアとされています。
3Ｄ立体型は高度な職人技とされる立体裁断技術による縫い目の
出ない下着です。
肌にぴったりフィットし、着心地はとても良いです。
※立体裁断
机の上で型紙などに描く通常の製図方法ではなく直接、
布を身体に巻きつけ裁断するものです。
立体に作られているのでとても着用しやすいです。
▼吸汗速乾
吸湿性が優れ、早く乾く男性下着です。
毎年、夏場になると、どの衣類メーカー吸汗速乾に対する意識が
高く、年々技術の向上がみられます。
▼カンガルー・ポケット
その名の通りカンガルーポケットが付いた男性下着です。
海外下着メーカーのHOMが考案したこの下着は、
社会の窓が上下に開くという斬新なアイデアを
基に作られた下着です。
▼ローライズ
股上が浅くなっている下着のスタイルの名称です。
これも絶妙なバランスの縫製技術を要します。
見た目かっこいいですが、荒っぽい洗濯を重ねると、
ダメージを受けやすいとても繊細な下着です。
▼シースルー
中身が透き通ってみえる生地の総称ですが、
程よくセクシーに透ける下着のことです。
最近では、下着全体ではなく、一部をシースルーにすることで
個性を出しているメーカーも多くなりました。
